本日は、アイフルとの債務整理(任意整理)の最新状況について、実務経験を交えながら書いていきたいと思います。

本日は、アイフルとの任意整理の最新状況について、実務経験を交えながら書いていきたいと思います。
アイフルは大手の中では最も対応が渋いため、取引期間が1年未満の任意整理で、私が将来利息を付けて和解したことのある会社はアイフルだけです。
大手他社は、取引期間が極端に短くても、粘り強く交渉すれば将来利息をカットしてくれることも多々ありますが、アイフルは将来利息を付けることにこだわってきます。
将来利息を多く付加して和解してしまうと、毎月支払っても元金があまり減らず、任意整理をした意味がなくなってしまいます。
しかし、アイフルへの借り入れが10万円以内など少額な場合は、将来利息を数%付加しても、完済まで支払う将来利息は微々たるものですので、お客様の負担は少なくなります。
逆にアイフルへの借り入れが100万円以上と高額な場合は、数%の将来利息でもお客様の大きな負担となってしまいますので、その場合は任意整理ではなく、「自己破産」や「民事再生」に切り替えることもあり得ます。
以前は「自己破産」や「民事再生」手続きをされると、アイフルにとっては実入りが少なくなって痛手となるせいか、取引期間が短くても将来利息を全部カットしてくれていましたが、近年は将来利息をなるべく取るように方針転換をしてきています。
従いまして、当事務所の方針としましては、取引期間が極端に短い場合、元金が比較的少額な場合は任意整理をすることが多いですが、元金が100万円近くなど高額な場合は、任意整理以外の選択肢も視野に入れて、ケースバイケースで対応しています。
逆に取引期間が2年以上あって、借入金額が140万円以内の任意整理であれば、相手がアイフルでも問題なく将来利息を全部カットして5年の分割払い可能です。
他の事務所で、「取引期間が短いからアイフルの任意整理を断られた」という方も、お力になれる可能性がありますので、お気軽にご相談ください。
以上